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2007年3月

2007/03/30

[misc] 東京ミッドタウン

(2007/04/03 追記あり)

オフィス棟には1月に入居していたのですが、本日グランドオープン。これでミッドタウン入口で警備員にIDカードをいちいち見せる手間もなくなります。出社時に、オープニングセレモニーをやるわりには人が少なくてスタッフが目立つなぁ、と思っていました。

が、ランチで外に出てみると、人人人人人人人、えぇい春休みか!人大杉。
国立新美術館が近い事もあってか、人だらけ。かつランチに行こうとした店はことごとく満員で入れず。しばらくはランチ難民かよ。orz
ミッドタウンには、ランチのテイクアウトによさそうな店舗が多くあるのですが、しばらくは混雑で利用が難しそうです。周辺の店も同じ状況だと思われます。

そういえば、六本木ヒルズのときも、グランドオープン前にオフィスの方に入っていましたが、その時はそれほど混雑していたような記憶がありません。敷地面積はそれほど変わらないようですが、ミッドタウンの方が狭く感じる建物配置になっている(かつ庭園部分が広い)からかもしれません。

さて、これからしばらくランチ難民だな。



日比谷線との地下通路も開通していました。ますます来場者が増える事が予想され‥るか?
通った事のある方ならお分かりでしょうが、あの通路、かなり無理をして日比谷線まで繋げているために歩きづらいことこの上ない。動く歩道やエスカレーターの設置位置も人の動線を考えて作られていません。しかも日比谷線改札からは、一旦大江戸線改札方面に向かって降りていかねばならないのだが、そこへの通路が判りづらく狭い。もちろん大江戸線側からの乗客とも動線が交差してしまうため歩きづらいことこの上ない。体の不自由な方や子供づれの方にはかなり不便になっています。ミッドタウンまでも結構距離があるので歩くのがつらい方にもお勧めできない。(ただし、これでも地上を歩くよりはずいぶんとマシなのである。特に夜。)

通路だけでなく、やはりミッドタウンには欠けているものが多い。その1つは六本木ヒルズにあった街づくりの視線である。六本木ヒルズは多数の地権者をまとめての開発であったためか、ヒルズ内だけでなくその周辺も含めて視野に入れ、新たにひとつの街を作ろうとし、現在もその活動を続けている。例えば居住者に向けてのイベントやそこで働く人々へのサービスの充実などはミッドタウンの比ではない。しかも映画館、美術館、庭園、展望台、高級ブランドの大型旗艦店など、その中に集客を見込める目玉となるものを敷地内に分散して配置して、その間を商業施設でつなぎ集客力を持ったとしている。

しかしミッドタウン、ここにあるのはデパ地下のような商業施設であり、「サントリー美術館が移転して来るんだ。つかサントリー美術館って今までどこにあったんだっけ?」という程度の美術館と、ほとんど利用する機会がないようなホテルである。(居住施設もホテルの経営であり賃貸にすぎない。)ここにあるのは街ではなく、ただのオフィス街、ちょっとリッチっぽいオフィス街に過ぎない。オープンした店舗も鳴り物入りではあるが、それほどの知名度も集客力もない(そしてキャパもない)小規模なものの集合体である。オープン時の話題の数々は、バブル後には薄ら寒い冗談のようにしか聞こえない「リッチでセレブな」物語ばかりである。その空虚な情報は、「都市と地方の格差が開いていく」ことを印象付けていくのみである。

なんだか何を書きたいのだか判らなくなってきましたが、つまりミッドタウンつまんねー。ってこった。

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2007/03/20

[2007Spring] 第5回香港国際武術節 おまけ

今回の香港行きで印象に残ったものなどをラクガキしたものです。適当に鉛筆書きしたものなのですが、そのままだと見づらいのでペン入れしてみました。色も塗ってみようと努力してみた後がありますが、気にしないでください。スキャナがないので、デジカメで撮影したものを掲載。見るに耐えない絵なのは、絵心とかテクニックとかそういうものをまったく持ち合わせていないからです。サーセンwwww


制服萌え~


救護班女性
会場の救護班の女性。顔は覚えていないので適当。ショートヘアがとても似合っていたことは覚えていますが、絵では再現できていません。制服らしいセーターがとても可愛いものでした。やや太目の黒のリブニットで、肩や肘に同じく黒の別布があててあり、肩章が付いています。腰には支給品っぽい黒のウエストポーチを装備。ジャッキー・チェンの「香港国際警察」なんかの映画に出てきてもおかしくないスタイルのよい美人。ホテル近くにあった消防署(?)のポスターに、これと同じニットを着た女性がバイクに乗っている写真があったので、彼女は消防関連だかレスキュー関連の隊員の方なのでしょう。
香港の女性は、小顔の美人の方が多い。入国審査の係員にも小顔で美人の女性がいらっしゃいました。しかもメガネっ娘!
だが、私があたったのはおじさんでした。でも、人懐っこそうで親切なおじさんでしたよ。

道服姿の男性

道服 表演服は、流派や人によってさまざまです。光沢のあるいわゆるカンフー服が多いのですが、女性は金糸の刺繍やフリンジ、仙女の衣装のようにひらひらと翻るような凝った衣装の方もいらっしゃいます。この男性は流派で決まっているのか道服です。台湾で見られるような道服と違って、着物のような袷の漢服というやつでしょうか、光沢のある記事と深みのあるブルーが素敵でした。頭にかぶっているのは、陰陽マークの付いた布の冠(?)で、武侠片や古装片から抜け出してきたような雰囲気。演武も、剣と払子の2つを同時に使う珍しいもので、凛々しくかっこいい! しかし、演武を終えて道冠を脱いだ姿で、我に返りました。それほどかっこよくねーwww 道服を着ると3割方男前に見えるのかもしれません。

道服の冠

道服の冠 先の道服の彼と同じ流派の型らしい男性がつけていた帽子(?)。固めの素材で編んだようなものでしたが、素材は藁などではなくウールっぽい。なぜか頭頂部に穴が開いています。男性が髪を結う習慣のあった昔には、この穴に結った髪をはめ込むようにかぶっていたのでしょうか。

巾幗英雄

巾幗英雄 これも道服っぽい衣装の女性。武侠片から抜け出したような姿です。白の衣装の上に、薄く透ける紗のような素材で紫色の漢服を重ねています。きっちり結った髪を、漢服と同じ色、素材の布で結んでいます。演武の度にこの布がひらひらとしてきれいです。足元は少林寺の映画で修行僧がつけていたような、京劇の衣装にあるような、白い布の靴下をはき上から紐で結んでとめています。

クマー

クマー これは「日本におけるドイツ年2005-2006」で六本木ヒルズに飾られていたアートなクマの1体。こんな場所で再会できるとは。

シンドラーのリフト

ホテルのエレベータ、エスカレータは、いろいろ話題になったシンドラー社の製品でした。エレベータ争奪戦を経て満員状態のエレベータに乗ったとき‥。 降車階に到着し扉が開くはずが何かが引っかかったように扉が止まり、また閉じた。あれ?と思っている間に、なぜか降下するはずのエレベータが上昇。上昇して最上階に着いてもなぜか開かない扉。そして降下、いや上昇?非常時の呼び出しボタンを押しても、誰も応答しません。テラヤバス 閉じ込められそうになるも、なんとかロビーに到着できました。同乗した人はとても怖がっていましたが、実は私は「土産話になりそなネタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!!」とワクワクしてました。


朝マック in 香港


香港の朝食、特に街中の茶餐廳などのモーニングには、パン、卵、ハムやベーコンといったベーシックな食事に、何故かスープマカロニかインスタントラーメン(出前一丁)が付いてくるのだそうです。もちろんマクドナルドでも、朝マックのメニューにそのスープマカロニがあります。スープの上に卵とハムが乗っていました。実はこのスープマカロニ、マックに限らずどこの店でも不味いのだそうです。(ごく少数の例外はあるらしい。)
残念ながらその独特なモーニングを食べる機会はありませんでした。また香港に行く機会があればぜひ試してみたいものです。


香港ヲタ事情


香港で「萌え」と刺繍の入ったジャージを着た若い男性を見かけました。まぁ見慣れない外国語がかっこよく見える、ということで街中に謎の日本語がプリントされたTシャツが売られているのも見ましたが、この男性はそういう感覚で着ているのでしょうか、それとも何もかも判っていて着ているのでしょうか。
香港では、日本のコミック(原書、翻訳版とも)が販売されているのも多く見かけました。馬鞍山のショッピングセンターには、日本のコミックとゲームの専門店もありました。ガンプラやフィギュアの専門店もありましたね。覗いて見たかったのですが、時間がなくて断念。
携帯ゲーム機でゲームをしている人も多く見かけました。日本と違ってPSPを持っている人が多い印象。見た感じでは、PSP対NDSの比率は8対2というところか。ほとんどが若い男性か子供でしたが、客待ちのバスの運転手がNDSでゲームやってるのを見かけました。

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2007/03/19

[2007Spring] 第5回香港国際武術節 4/4

香港最後の朝

香港滞在最終日。本日は武術名人の表演を見学し、昼には空港へ向かう事になっています。なので昨日よりはややのんびりと起床。荷物を持ってロビーに集まる事になっているので、身支度をして荷物を整理する。が元々トランクに余裕が少なかった事と、お土産を買った事で蓋が閉まるかどうか微妙な状態。トランクの上に乗っかって何とか蓋を閉めたものの、キャリー用のハンドルが荷物で圧迫されて出しづらい状態になってしまった。まぁ荷物引いての移動はほとんどないから大丈夫か。朝食は昨日奇華餅店でレジ前で薦められるままに購入したスポンジケーキを食べて済ませ、荷物をもって部屋を出る。ホテルロビーに集合ということになっているが、またエレベータ争奪戦か‥。

トラブル祭

エレベータ争奪戦を経て、朝からぐったりした状態でロビーに。他の参加者は本日観光などへ行き明日帰国するのだが、我々は本日夕刻に帰国するため、手配したバスに荷物とともに乗り名人表演会場へ、昼にその会場を出てバスで空港に向かう予定でした。しかしどういう手違いかバスが来ないという。大会の係員に聞いても埒があかない。いろいろと手を尽くしているようだったがどうしようもなく、手配や確認を手伝ってくださっていた中国人の方のホテルの部屋に荷物を預け、とりあえず名人表演会場に向かうバスに乗った。もちろんここでもちょっとした争奪戦が繰り広げられたわけだが、もう慣れてきましたw

名人表演

表演会場は、昨日まで大会が行われていた馬鞍山体育館とは違う場所らしいのだが、バスは昨日と同じ道を走ります。KCR沙田駅の大きなショッピングセンターの脇をぬけ、大きな競馬場のそばを通り過ぎ、馬鞍山体育館へ向かう道へと右折せずにその先へ。到着したのは烏渓沙のYMCAでした。講堂のような建物にはすでに見学者がぎっしり。なのに舞台が小さいため、背の低い私には表演が行われているのかそうでないのかすら判りません。武術表演だけでなく変瞼という仮面を一瞬で変える劇までやっていたようですが、仮面が変わっているかどうかもはっきり判らずじまい。ちなみにこの変瞼、少し前の映画では芸術的な民俗芸能でしたが、今回のそれはイタリアの仮面祭り風の衣装と仮面で、なんだか引田天巧のショーのようでした。そうこうしている内に、荷物を預かっていただいている中国人女性が呼びにこられ、我々は表演の途中でバスに乗りホテルへと戻りました。いろいろとお世話をして下さった中国人女性は、大会の係りの方だと思っていましたが、実は先生の知人の方だそう。うわぁ関係ないのに迷惑をかけてしまいましたサーセン。バスの手配を確認している間に失くしてしまったというイヤリングは見つかったのでしょうか。いろいろお世話していただいてありがとうございました。

帰路

ホテルでしばらく待機した後、小型のバスが到着し空港へ向かいバスは一路空港へ。いわゆる香港という地域には一歩も足を踏み入れないままに空港に到着しました。さっさとチェックイン、あれ私だけ(皆と近いが)1人離れた席かよ、通路側なのはいいけど不安だ。さっさと出国手続きしてお土産買って何か食べよう。と思っていたはずですが、香港の空港は広い。気がつくと搭乗口付近まで来てました。そして、搭乗口近くには食事できる店がない。空港内シャトルで店舗のある付近に戻ってみるも、なんか食欲なくなってしまうし、またシャトルで搭乗口近くに引き返して、免税店見て‥となんだか無駄な行動をとってしまう。いつも時間がないゆっくりできる時間がほしいと思っているのに、いざ暇な時間ができると有効に使えない性格だから困る。

心配していた飛行機の座席は、窓側にT3さん、1席おいて私となっていました。この1席は結局空いたままでした。疲れたのでビールを飲んで機内食を食べたらすぐ寝るつもりでしたが、ビールを飲んでもなかなか眠れません。機内後方席のためエンジン音がうるさく、また周囲も観光客の会話がうるさかったためヘッドフォンを付けていたのですが、それでも眠れませんでした。眠れないほどに疲れていたのかもしれません。

旅の終わりとこなぁぁぁぁぁぁゆきぃぃぃぃぃぃぃ

ぐったりしたまま成田に到着。さっさと帰りたいのでNEXで品川まで行き、品川からタクシーを使いました。NEXでも一緒だったT2さんとは駅で別れタクシー乗り場の列へ。タクシーの運転手さんはめずらしくイケメンの若い人。行き先を告げると「任せてください!いい抜け道知ってるんスよ!」とノリノリ。駅を出ると一方通行の細い道を縫うようにすいすいと車を走らせていく。ぐったりと後部座席に体を預けている私に、運転手は「うわぁ!雪降ってますよ、ほらほら粉雪!」と声をかける。適当に相槌を打つ私に「僕、雪好きなんスよ!雪が降る中、オラオラどけどけと車で走ると気持ちよくて。」とおおはしゃぎ。いいから前向け、こっち見んな。それにしてもこの運転手、ノリノリである。そのノリではあるが、最初の言葉どおり抜け道を駆使して目的地まで思った以上に早く到着。15分もかかってないんじゃないか?しかも料金はかなり安いぞ。 今日の昼まで香港に居た身には信じられない寒さの中に降り立ち、自宅に入ろうとしたときには、すでに粉雪はやんでいました。明日は仕事ですよorz。


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2007/03/18

[2007Spring] 第5回香港国際武術節 3/4

パンの受難

ケロロ軍曹ケーキ

今日は午前の部にSさんT2さん私の3名が出場するため、またも5:00am起床。同室のT1*1さんには申し訳ない、つか前日も先に風呂に入ったり、ライティングデスク前の鏡を独占使用したりと迷惑を掛けまくりんぐ。ゼッケンを付けた演武用の衣装に着替えて、さて朝食ですが、昨日の騒ぎで懲りているので、今朝はホテルの向かいにあるパン屋で食料を調達する事にする。7:00am前には開店していたパン屋に行き、焼きたてのパンを選んでトレイに載せレジで会計するというのは日本と同じ。しかしどんな種類のパンなのかは今ひとつ判らない。綿埃のようなものがはみ出しているのは、猪肉の文字があるので豚肉の田麩なのだろう。墨西哥パンってなんだろう、まぁ美味しそうなので買ってみるか、と3個ほどトレイに載せてお会計。写真はそのパン屋で売られていたケロロ軍曹ケーキです。部屋でソーセージ入りのパンを食べて、いざ会場へ。

と会場へのシャトルバス発着場所に行くがバスの姿はなく、人だらけ。もちろん彼らもバスを待っているのだ。プログラムでは我々の出る伝統拳は午前の部の後ろの方に書いてあるが、8:00amからの競技の順番は会場に行ってからでないと判らない。しかもエントリー手続きを行わねばならないので、どうしても8:00am前には会場入りしなければならない。なのにバスはなく人だかりのみ。これは本日も波乱祭のヨカーン!と考えているうちにバスが1台やってきました。待ち構える人々の群れ、当然発着場所は大混乱。まぁ何とか乗る事は出来ましたが、小腹が空いた時用にバッグの中に入れていた焼きたてパンは、ありえないくらい小さくつぶれていました。○| ̄|_

ドキッ☆乙女だらけの個人演武、いきまーす

エントリーのために体育館入り口前の受付へ。受付はフィールドごとに分かれています。手続き自体は先生にお任せしましたが、名前を呼ばれた順に並んで、とか言われている模様。名前っても中国語読みだから判んねーよ。名前の最後の文字の中国語読みはポピュラーなので何とか聞き取り、名前を呼ぶ係員が手にしている名簿の自分の名前を指差し「私はこれこれ、この名前の人だから!」とアピール。会場に入ってからもこの方法で通しました。エントリー手続きが終わったら即「並んだまま付いてきて」と。え?もう競技場入りですか?慌てて必要の無い手荷物をT1さんに預け(午前中出場しないが、手荷物番のために付いてきて下さった。神!)手招きされるままに競技場(体育館1F)へ。準備運動もまだなので、競技場のスミでストレッチなどをしつつ、係員の動向を注視。呼ばれたときに居ないと順番飛ばされて出場できなくなりますから。先ほどの列で、私の前に並んでいた方の次だろうと思っていたが、その方を見失ってしまい念のため係員に「私コレなんだけど?」と名簿の自分の名前を指差すと「そうなの?だったら入って入って!」といきなりフィールドに入れられました。ちょwww心の準備が。

フィールドに出てみると、意外に2Fの客席との距離が近い。私1人ではなくもう1名伝統拳の方も一緒に同じフィールドでやるらしい。昨日に1フィールドに4~5名一度にやらされて、ぶつかりそうになったりしていたのを観ていたので不安でしたが、女性の伝統拳だから長拳のようにフィールド全体を跳ね回るような動作はないし、演武中に後ろからどつかれることもないでしょう、たぶん。そう考えていると同じフィールドの選手が抱拳礼をして演武を始めるのが目に入ったので、私も審査員に向かって抱拳礼をし、演武を始めました。

うはっww初めての個人演武テラヤバスwwwww

始めてすぐ、心臓がドキドキしていて自分がとても緊張しているのが判ります。「このままだとヤバいなぁ」と呼吸を規則正しく整える事に注意を向けるようにしました。ゆっくりと座る動作で前を向き、2Fの客席に知っている顔がT1さん以外にいない事を確認。「間違った事やっても、それと判る人がいないんだからのんびりやるか。どうせ制限時間は絶対に越える事はないし。」と開き直ります。ゆっくり動作しつつも、鋭く打つような動作は早く、腕や足を止めたら次の動作で動かす時まで動かさず止めるときは止める、視線の移動は目だけでなく顔というか頭全体をぐっと動かす、それらの点のみに気をつかうことに専念し、上手くやろうとか美しくやろうという事については考えない事にしました。これら、特に頭全体をぐっと動かすというのは、実は甄子丹のインタビューを参考にしています。*2アクションの演技について尋ねられた甄子丹が、現代劇(ヤクザものとかw)と時代劇(ワン・チャイ天地大乱等)では、アクションの動作を変えている。例えばパンチ1つの動作にしても、現代劇ではこう、古装片で武術の達人を演じるときはこう、と甄子丹は実際にそれらを1つ1つ演じ分けていました。その武術の達人を演じる際には、正拳を突いた後に、その拳の手首にぐっと力をいれると同時に頭全体をぐっと動かして視線を移動させる動作を入れていました。それが本当にそれらしく見えるので「あぁこうやればカッコよく見えるのね」と納得して、鏡の前でたまに練習していたのです。結局、考えないとか言いつつ「上手くやろう美しくやろう」としてますね、私。

とか何とか演武しつつ前方を見れば、同時に始めた方は終わってました。よしフィールド独り占め使い放題即ち今ここオレワールド!イィィィィヤッホォウゥゥ!と安心(?)すると共に恐ろしくなりました。私が今やっているのは、比較的初級の套路で最初に習ったものでした。なので個人で出場する事を聞かされても「初級だから何とかなるだろう」と高をくくっていました。しかしこうしてフィールドで1人演武をしていると、それが大会であるとか審査員に見られているとか、そういう事と関係なく怖くなったのです。かくも武術というものは難しく恐ろしく深遠なまだまだ自分には手も届かないものであったのか。初級とはいえこの套路は深い、そして難易度も実は高い、自分にとってはまだまだ手に負えないものだと、今初めて気がついたのです。しかも大会での演武中に。うわー、私、初級だからといって武術なめすぎ侮りすぎ。その事でちょっと動揺してしまったのか、終盤で動作を1つ飛ばしてしまいました。それに気付いたのは次の動作に移ってからですが「でも、判る人いないからいいや。」と強引に近い形で身体を動かし、最後に抱拳礼をして演武を終えました。

身の程を知る

長かったようですが、多分3分程度の出来事です。フィールドの外に出て、次に行われるT2さんの演武を待っていると、1人のおじさんが私に近づいてきました。何か話しかけられているようですが、審査員ではなさそうです。困ったなぁと思っていると、おじさんは先ほどの私の演武を身振り手振りで真似ています。どうやら「さっきのは何という武術なのだ?」と聞かれているようです。中国語はまったく話せないので、掌に漢字を書いて見せましたが通じなかったので、そばで見ていた先生に助けを求めました。おじさんは少北拳の方で「さっきの武術は何というのか知りたい。女性らしい動きが特徴的で印象に残った。」というような事を話しかけて来られたようです。これって褒められているんでしょうか?まぁよく判らないのだが褒められたという事にしておこう。

私の初めての個人演武はこのように終わりました。見ていた方からは好意的な評価を頂いたのですが、自分では「やっぱり今の自分ではこの程度かorz」という評価です。先に甄子丹の演技云々と書いたように、私の演武は武術ではなく「武術のように演じたもの」に過ぎず、かといって今の私にはこれが精一杯であるからです。ただ午前の部の早い時間で、見ていた方が少なかった事とビデオ撮影に失敗して映像がまったく残っていない事が救いです。*3ゝ( ゚∀゚)ノ アヒャヒャヒャ

特技は人の足を引っ張ることです

終わったーと安堵している間に、T2さんの演武(扇子)は終わっていました。Sさんの演武も、私の直前で隣のフィールドだったためじっくりと観覧できず。残るは夜の部の集体のみです。それまではホテルに戻って休憩したり、会場近くのシッピングセンターをぐるりと廻ってお買い物です。新宿タカシマヤにもある奇華餅家*4がショッピングセンター内にあるのを見つけ、お土産用に大量にお菓子を買い込みました。これで空港であわてて土産を買いに奔走しなくて済みそうです。おやつも調達できたし、夜は(多分)美味しい火鍋が食べられるようだし、集体の練習にも気合が入るってもんですよ。

夜の部の集体は、HさんKさんUさんT1さんT2さん私と6名での扇子。練習は充分してきたはずですが、やはり緊張しますし不安もあります。ほら、音楽をきちんと指定したものをかけてくれるかとか、他のフィールドでも集体やってるので音楽が聞き取れなかったりしないかとか。心配しても仕方がないので笑って余裕かましてましたが、実は私も不安でした。始まってみると音量が小さいのかちょっと音楽が聞き取りづらい。それが焦りを呼ぶのかちょっとペースが速くなります。途中で音にあわせて調整したものの、やはり動作のタイミングがずれます、私だけorz。前列真中なので左右と場所を調整してみたりしましたが、後でビデオを見返すとやっぱりタイミングが半歩ほどずれていました。ごめんよ皆、あれだけ大口叩いて余裕見せておいてこの体たらくで。○| ̄|_

火鍋うめぇぇぇぇぇえ

全てが終わった夜、ホテル向かいにあるスーパーの3Fの店で火鍋を食べ、ビールで乾杯の打ち上げです。この店はネットで調べていて悪い評判もなかったし、ホテルの近くだし、食べ放題飲み放題で注文にもそれほど困らないので決めました。火鍋は具材のリストが渡されるのでそれにチェックを入れて注文する仕組み。注文してない具材も運ばれてきたので不思議に思っていましたが、後で考えるに、最初の火鍋自体の注文には一通り基本的な具が付いてきて、追加の具を注文リストで頼む形式*5だったのだと思います。飲み放題のドリンクはバケツに缶ビールや缶ジュースが冷却用の氷と共に入ったものを席の近くに置いてくれます。酸梅湯など一部ドリンクはポットに入ったものを持ってきてくれました。日本にはない具もありましたがどれも美味しくいただきました。



*1:先日同様添数字で区別。

*2:多分DVDの特典映像か何か。インタビュー本の付録DVDかも。

*3:いや、証拠が残ってないからと安心せずに、自分の演武見て反省しろよと小一時間‥。

*4:日本とは商品構成や味が異なるらしい。

*5:日本で食べた火鍋もこの形式だった、そういえば。


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2007/03/17

[2007Spring] 第5回香港国際武術節 2/4

香港の朝は戦場だった

朝は5:00am(現地時間 以下同)に起床。日本では既に起きている時間だし早起きは慣れているので苦にならない。ただ同室になったT1さん*1も起こして申し訳ない。開会式は8:00amからで、会場は離れた場所らしいので早めに起きないと間に合わなくて皆さんに迷惑をかけてしまう事になる。身支度もろもろを済ませ、6:30amからだという朝食会場に向かう。

とエレベータの前は既に人だかり。降りてくるエレベータには人が群がり割り込みで近づけない。つか近づけても満員状態で乗れない。待っても待っても状況は改善されず、私とT1さんT2さん3名は諦めて非常階段への扉を開けた。

ギャッ!と楳図かずおフォントで叫び声を挙げたくなる光景がそこにはあった。
非常階段も降りる人で大混雑だったのだ。orz

気を取り直して非常階段を降り迷いながらも朝食会場の広間に到着するもそこは阿鼻叫喚の餓鬼地獄。広間の容量を超えた人間たち、スタンディング・ビュッフェ形式の取り散らかされた食事(の残骸)、空になったドリンク容器を揺さぶる子供、饅頭をむき出しのままカバンに詰め込む人‥。もうなんか( ゚д゚)ポカーン。我々も饅頭や粥を取って隅っこで食べたもののどうも落ち着かない。結局ホテル近くのマクドナルドでコーヒーを飲んでようやく落ち着いた。

座れる座席を確保せよ!

朝食でさえこの状態だから、会場でも何か起きないわけがない。というか会場行きのシャトルバスへ乗るにもこの調子です。バスが見えるとすぐ乗車ドアに群がる。停車してなくても群がる。停車位置に移動するバスについて人ごみも移動する。乗り込む人の前に割り込む。再度( ゚д゚)ポカーン。幸いバスには座席定員以上は乗せなかったようだが、2×3のシートは狭く、ホテルから会場馬鞍山体育館までの30分はちょっとつらい。 開会式

開会式でも観覧席の座席確保は難しく、会場が見える場所の確保すらおぼつかないほど。気の抜けたブラスバンドの演奏やゆるい入場行進をぼんやりと眺めます。前回まで招待されていた俳優の方は出席されていないようでさらにがっかり。帰国後に趙文卓さん関連のサイトで知りましたが、予算が足りなくて毎回来られていた(らしい)趙文卓さんまでも招待できなかったようです。

会場の馬鞍山体育館の1Fには、カーペットを敷いた長方形のフィールドが6つ、散打用の正方形のフィールドが1つ、開会式で来賓や役員が座ったステージが設えてあります。観客席は2Fです。この会場となった部屋以外にも、ジムや会議室などがあるのでかなり広い体育館のようです。6つのフィールドは年齢別のクラスがそれぞれ利用し、我々のチームは主に第2と第3で演武する事になります。競技は大まかに、午前(8:00-12:00)・午後(14:00-18:00)・夜(19:00-22:00)の3つの時間帯に分けて行われます。出場前には、体育館の外に設営されたテント(それぞれのフィールドに対応)へ行き、名前やゼッケン番号の確認といったエントリー手続きをする必要があります。もちろんここでの手続きも( ゚д゚)ポカーンとなる状況が頻発します。

馬鞍山=船橋説

まぁそれは後に判る事なのですが、我々のチームでは午後の部にYさんが出場するのが最初なので、それまでは他の組の演武を観覧したり、準備のためにホテルに戻ったり、駅前*2にあるというショッピングセンターを散策しに出かけたり。もちろん私はショッピングセンター散策組。せっかくだから街の様子を色々見てみたいですしね。

馬鞍山は郊外だと思っていましたがショッピングセンターは広大で、美心快餐などのローカル系ファーストフードチェーン店や百佳というスーパーマーケット、銀行やホームセンターまでそろっていて市街地に出る必要がないくらいです。Hさんは皆の昼食を美心快餐でテイクアウトし、私はT1さんと台湾料理茶軒で食事をしました。しかし意外にも英語が通じ辛い。観光客が来るような場所ではないからでしょう。外国から「東京観光に来た」と行ったのがららぽーとだったようなもんだ。*3

いいかげん大会の事にも触れないとな

Yさん南拳

Yさんは、午後の男子伝統南拳カテゴリに出場。その迫力や鋭い動作はカメラでは追いきれませんでした。難度動作を多く組み入れた規定拳と比較すると動作の派手さダイナミックさはありませんが、その精妙さにはさすがYさんと感心。

夜の部には、Yさんに加えUさんKさんT3さんの出場です。しかし、というかやっぱりエントリー手続きでトラブル。最初からKさんの其他器械でのエントリーが無視されているだけでなく、エントリー受付でも揉めた(らしい)。何とか出場できることにはなったものの、後で張り出される成績には反映されていなかったようです。

そういった難儀な出来事にも動じる事なく風格のある演武をみせてくださったKさん。Kさんのしなやかかつバネのある動きは日ごろの練習の賜物なんだろうなぁ。しかしその演武をカメラに収めるのには失敗しました。持参した携帯のカメラにはAFが付いていたのですが、その機能のおかげでシャッタータイミングがずれてしまいます。ズームも光学ズームではなくデジタルズームのためブレだけでなくボケまで出てしまいました。すみません。

Kさんが動だとすれば、Uさんは静。それはそういう套路であるのも理由のひとつなのでしょうが、安定感のある落ち着いた演武はすばらしいものでした。

そしてT3さんの剣。剣はトリッキーな動作が多いのですが(なので私はかなり苦手)、今回は花架門の剣なのでさらに複雑です。練習できた期間は短かったと思うのですが、見事に仕上がっていました。きちんと写真に収めたかったなぁ。_| ̄|○ガックリ・・・

今回の大会には伝統拳が比較的多かったようで、払子+剣や苗刀、杖(?)など珍しい武術も見る事が出来ました。錘や鈎なんて某ゲームでしか見たことなかったからなぁ。また年齢を重ねた方の拳も長年の修練の結果を随所に感じさせるものが多く、勉強になりました。太極拳なども「どうしてあそこで動じることなく足を上げる事が出来るんだ?!」と驚きの連続でしたし。

そういうわけで慌しく大会1日目が終わり、夜遅くホテルに戻った割にはしっかりビールを飲んで眠りに付いたのでした。

*1:イニシャルTさん3人いるので添数字で区別。

*2:KCR馬鞍山駅

*3:観光地である香港市街地には足を踏み入れてない。馬鞍山駅がららぽーとなら宿泊したホテルの場所は川崎で、東京観光に来て都内に足を踏み入れてない様なもんか。

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2007/03/16

[2007Spring] 第5回香港国際武術節 1/4

お知らせ

第5回香港国際武術節(リンク先中文簡体)参加のため、本日3/16~3/19まで香港に行ってまいります。 全日程ほぼ大会会場(郊外)にカンヅメ状態なので、観光やお土産は期待出来ません。

この記事が掲載されている頃は、既に機内で寝てると思います。

当日

前日から仕事とか仕事とか仕事とかで、あわてて前日帰宅後に荷造りを始めて深夜までかかったり、当日は急に真冬並みに冷え込んだため準備していた服装を全て取りやめて防寒仕様に変更したり*1と、慌しくてかなり寝不足気味でした。まぁ「NEXの中で寝ればいいや」と思っていたら座席配置でも最悪のお見合いシートでへこむ。なので上記の記事のように睡眠は取れませんでした。あの4人がけお見合い席では落ち着きませんって。スタートから幸先が悪すぎます。

ホテルの窓から
しかしその後は無事に香港到着。入国審査官のおじさんの笑顔に癒され、迎えのバスも問題なくホテルに到着。ホテルには武術節歓迎の横断幕もあり、なんだか気分が盛り上がります。ホテル近くの地元の方が多い普通話が通じない広東語の多い料理店で「マジうめぇ!」と叫びたくなるような夕食をとり、周辺を散策して初日を終えました。

‥そう、この時点ではドラゴンコージさんに頂いたコメントにある強行軍など予想だにしていなかったのである。

*1:薄手コートにニーハイソックス+スカートの予定でしたw

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