farEast

2010/05/17

[movie+DVD] 観て来た三行

映画観ておきながら、感想も書かないのは文才がないので仕方がないが、あまりにblogを放置しすぎるのもよろしくないのでまとめていきます。
『三行』と言いながら3行以上書いてるとか、『観てきた』と言いながら自宅でDVD(BD)鑑賞も含んでいるとか、そういう細けぇことはいいんだよ。と許して下さいすいません。

スナイパー(原題:神鎗手 2009 香港)

みんなのアニキ任賢齊(リッチー・レン)、ライバル役に黄暁明(ホアン・シャオミン)、スカウトしてきた期待の新人陳冠希(エディソン・チャン)という布陣で描かれる、香港警察特殊(狙撃)部隊を舞台にした男の汗と筋肉と硝煙が薫る映画。

人望厚い任賢齊と狙撃の天才黄暁明のライバル対決という設定ですが、彼らの人となりを描こうとしてそれぞれの家族や恋人を出したものの消化不足。中途半端なエピソードになってしまっているのが残念だ。
最後のライバル対決も『狙撃』という素材を生かしたものでなく、ただの銃撃戦になってしまっているのが惜しい。
的確フォローが素敵な、任賢齊の部下役の林保怡(ボウイ・ラム)の演技が素晴らしい。

陳冠希主演という事で話題にしたかったのだろうけど『あのスキャンダル事件の』というコピーはちょっとなぁ…。


冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(原題:復仇 2009 フランス・香港)

上映後の一致した意見『杜琪峰(ジョニー・トー)、ほんまにアホやろ!(最大の褒め言葉的な意味で)

杜琪峰の作品は判りやすい、と思う。月夜のバーベキュー場での銃撃戦、あれなどはまさにそうだ。「誰が撃って、誰がやられているのか判らない」と混乱する必要はない。『月明かりを頼りに』『男たち4人と3人が』『弾を受け、弾を撃つ』『暗闇の大混戦』が判ればいい、それだけのことだ。それだけのことが過不足なく描かれ、観客に正しく伝わる。なんと素晴らしい監督であろうか。
しかし『記憶を失った男に、復讐など意味があるのだろうか』それに対する答えは難しい。「ある」とも「ない」とも言える。しかし記憶を失った男にでさえ、友情は、繋がりは、約束はとても大切なものなのだ。だからこそジョニー・アリディ扮するコステロは見知らぬ街をさまようのだ。

しかし任達華(サイモン・ヤム)の演技は素晴らしい。成金趣味の服を着てうれしそうに銃撃戦を眺める彼の眼は異常。こんな演技ができるのは任達華だけだ。そういや「俺の代わりに殺されろ」とばかりに盾にされた男性、『エレクション 死の報復』でも酷い目に会っていたような…。

今回、林家棟(ラム・カートン)に惹かれてしまった。「犬のような男性に惹かれます」と言ってもなかなか判ってもらえないのだが。つまりこの手の映画で『仲間内で運転手を引き受ける』『煙草の回し喫み順番が最後』というポジションを演じてハマっている役者を好きになるようです。個人的には張家輝(ニック・チョン)が同じカテゴリに入ります。


エレクション 死の報復 (原題:黒社會 以和為貴 2006 香港)

DVD鑑賞。

冒頭の洪門会の儀式の描写で「辮髪天国や~」とワクワクしながら観はじめた。
今回の中心人物は古天樂(ルイス・クー)。黒社会から足を洗いまっとうな道を最も夢見た男が、ひとたび黒社会のトップに成らねばと思い立ったら、他のヤクザがその非道さに吐いてしまうほどの非道行為。しかしそうまでして得たものは、黒社会にいない限りその夢を全うできないという皮肉な結末だった。
この結末をどう見るか。「大陸はしたたかだね」の一言で片づけるのも躊躇するほど現実は残酷なものである。

ここでも任達華の演技が光ります。こんな素晴らしい殺されっぷりを演じられるのはヤム兄貴だけ!!
張家輝も素晴らしい。ヤム兄貴の忠実なヒットマンとして活躍する忠犬・張家輝。ヤム兄貴亡きあとに差しのべられた救いの手を振り払って、彼はまた街中の野良犬に戻っていくのである。やばい、カッコよすぎるよ張家輝。


証人(日本未公開 2008 香港)

DVD鑑賞。香港版鑑賞のためストーリーを理解できていない可能性があります。

先にあげた『スナイパー』監督の作品であり、我らが張家輝主演作。世間一般的には、謝霆鋒(ニコラス・ツェー)主演作だろうが、私にとっては張家輝が主役である。まぁ異論は認める。
ニコツェーのドニー譲りの野獣刑事演技のせいで、なんとなく現実味が薄れている気がするが、細けぇことはいいんだよ!
隻眼の張家輝が、何故かニコツェーをターミネーターばりに追い詰めていく。これが怖い。真・三国無双で瀕死の時に呂布に追いかけられている時以上に怖い。ここまで張家輝を駆り立てるものは何なのか。それが明かされるときに、この作品の脚本の素晴らしさを感じました。『スナイパー』だけでなくこちらも是非公開してほしい。

さて、もっとネタバレすると、ニコツェーに弾丸を腹に食らおうが、誘拐監禁されようが、土砂に山に埋もれようが、それでも生きている香港の幼女こそ最強であるっ!!
(後で内容紹介読んだら、最初に弾丸食らった幼女と、後で誘拐される幼女は別人らしい。すいません。)


インビジブル・ターゲット(男兒本色 2007 香港)

DVD鑑賞。(某ネットショップで注文したら香港版BlurayDiskが無料で付いてきた。)

この作品で野獣刑事は2名。謝霆鋒と余文楽(ショーン・ユー)である。もちろん『龍虎門』のおかげでドニー直伝の野獣っぷりである。余文楽の林雪(ラム・シュ)への傍若無人と言ったらもう…。
それに比べると房祖明(ジェイシー・チェン)は空気…などではなく、人の良いしかし融通が利かない真面目なお巡りさんを好演している。彼はアクションはともかくこういう役どころの方が当たってるのではなかろうか。
彼ら野獣刑事×2名+お巡りさん×1名が、総がかりでも倒せない相手、それが呉京(ウー・ジン)、笑顔無双が最強に凶悪である。屋根から落ちようが、ガラスを砕こうがひるまない、そんな呉京さんまじパねぇっす。
主演の3名が、受けた傷に薬を塗ろうと上半身裸でキャッキャウフフしているシーンが萌えどころであるが、ちょっと狙いすぎ?


おわりに


これを書いている間にプレイヤーで流していた『スリ(文雀)』が終わってしまった。また観直さねば。
あれこんなところに『ベルベット・レイン』や『暗花』のDVD、いつの間に買ったんだ。
そして今『黒白道』で警官の制服を着た張家輝に身もだえ中。

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2010/02/20

[books] 趙雲西航 万城目学 (yomyom vol.13)

今月末に次の号が出るというのに『yomyom vol.13』を慌てて購入。それというのも万城目学の『趙雲西航』が掲載されているからである。実は万城目学の作品は読んだ事はないのだが『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』の作者という事もあり、どんな趙雲が三国志の世界が描かれているのか気になったのである。

「50代になって立ち小便をしても切れの悪さが気になっていしまう趙雲」と、いきなり三国志ファンのイメージをぶち壊す趙雲が主人公。蜀を攻め取る劉備の援軍に船で向かっているところである。
同行するのは、痔持ちの張飛、風邪気味で鼻づまりの諸葛亮、というのもファンの夢を打ち砕く、ちなみに張飛のために敷物に羊毛を詰めて送り出してくれたのは関羽、趙雲もすっかり船酔いの上に年齢を感じてしまっているという、なんともゆるんだ状況である。

しかしそれでも趙雲はイメージ通り誠実であり、桃園三兄弟に対してなんとなく溶け込めない雰囲気を感じており、かつ諸葛亮にも尊敬の念と共に武人である自分には理解しがたい人物と感じている。うん、ここらへんもオーソドックスな三国志からは外れていない。しかしこの作品、しかも短編で、それらの理由をきちんと解き明かしているのである。主人公である趙雲の航海の軌跡と心の動きに寄り添うように解き明かしていっている。そして、この短編は三国志の小説や漫画を数多く読んできた三国志オタにしっかりとした印象を残すのである。一風変わった三国志だからではない。しっかりと人物を研究したうえでキャラを立てきちんと話を組み立てた上で、しかも従来と違った印象を残しているからである。

万城目学のえがく三国志をもっと読んでみたい、そう思わずにはいられない短編である。

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2009/10/22

[movie] カンフー・サイボーグ(原題:機器侠)を観にTIFFへ 他

カンフー・サイボーグ(原題:機器侠)

本日はTIFFにて上映される『カンフー・サイボーグ(原題:機器侠)』を観るために、勝手知ったる六本木ヒルズへ。いつもよりも遅い時間帯では駅も電車もガラガラ。フレックスのコアタイムがあと30分遅ければ、この空いている電車で出勤できるのに。 勤務先が六本木ヒルズにあった頃は「TIFFなんて、人は多いし店は混むし規制はかかるし迷惑だな」と感じつつも、イベントセレモニーが見えないかとオフィスの窓から眺めたりしていた程度の関わりでしたが、こういうイベントでないと上映されない映画が多いとなると行かずにはいられません。 で『カンフー・サイボーグ』。この映画にしては大きめの会場かつ上映のみなので席は6割程度の入り。指定券の席が右端で、字幕がかなり見づらい席でした。近くの人も「…席良くない」とつぶやいてるし。しかし大スクリーンと良質音響なのでまぁいいや。 ロボット三原則に青春恋愛自転車2人乗り、手鼻に巨大キョンシーロボに田舎のじけんに眼鏡をはずすと実は美人にベタベタのボケ、これらを詰め込んだオープニングからテンポ良く進むバカ映画(褒め言葉)でした。何故この行動やせりふになるんだ?と判りづらいところはあるものの、無駄に凝ったCGがすごい。ストーリーに触れると、ネタバレになってしまいそうなのですが、私の中では何故かキャラがかぶっている胡軍と呉京。それを助長してくれる映画でした、と書くとこれもネタバレか?

鑑賞後は、知人を香港風土鍋ごはんの店に案内し一緒に昼食。周囲も同じ作品を観たクチのようで、散りばめられていた香港映画ネタで盛り上がっていた。グループでまとまれるように席を替わってあげてよかった。もちろんこちらも『建国大業』などのネタで盛り上がっておりましたが。

チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ

DVDが昨日届いたので早速鑑賞してます。しっかりとした構成で伏線の回収漏れなし、往年のカンフー映画へのリスペクトも忘れていない上に全力でのバカ演技しかもインド映画らしさも失われていない、自分にとっては史上最高のバカ映画だ。 サントラはお勧めできる出来だが、DVDはもっとおまけが欲しかったなぁ。キャスト紹介だけでもいいから。馴染みがないインド映画の俳優さんを紹介して欲しかったのだが。

ペプシ Azuki

ペプシコーラというより、こし餡を溶かした炭酸という感じ。いつぞやのキュウリより遥かに好きだが甘さが際立っている味なので、喉が渇いている時には向かない。しかし炭酸なので喉が渇いていないときにも向かない。

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2009/09/07

[movie] さそり (監督:馬偉豪)

銀座シネパトスにて鑑賞。
なんとか1週間上映期間が伸びたものの、スケジュール決定が水曜日と直前だったため同行者なしw

女囚さそり』のリメイク版。なんか『修羅雪姫』と同じ香りがします。実際に見た印象もそうでした。スタイリッシュ風味を利かせてある分、オリジナルにある魅力が消えてしまっています。それが良いか悪いかは好き好きなのでしょうが、単なる「女性アクション映画」になってしまっているのが残念。元の素材がいいだけに…。
脚本で、背景や人物の行動理由をくどくどと説明しないのはいい。けれど、過去の回想フラッシュバックを多用しすぎているせいか、くどい印象を受けます。何故ナミが復讐の鬼さそりとなったのか。何故恋人と離れてしまったのか。それらの理由を「ここ大事ですから」と回想シーンを重ねるあまり、蛍光マーカーでラインを引き過ぎてどこが重要なのか分からなくなった教科書状態。アクションシーンでもそれをやられるものだから、アクションのテンポが崩されてしまってもったいないことになっています。
ライティングや構図などは、最近の香港映画らしく出来がいいので、さらに惜しまれる。

で、キャスティングでサソリ(ナミ)役の水野美紀。アクションは申し分ない。ないんだけど、ごめんなさい!彼女をサソリ(ナミ)と言ってしまうには、ちょっと年齢的にきつい気がします。サソリ(ナミ)は、今までの生活とは180度変わったどん底の世界にたたき落とされ、人の世の不条理を知って復讐の鬼になりました!という表現をするには、ミスキャスト。水野美紀さんなら、冒頭の残忍な殺し屋や刑務所の女ボス、またはここではサイモン・ヤムが演じた殺手トレーナー役の方が魅力を引き出せるのに。『千里眼』の岬美由紀役のりりしさは良かったのに。
逆に刑務所の女ボス役の夏目ナナさん、狂犬の眼が出来るものすごい役者さん、なのに可愛い。可愛いのに惜しげもなくあんな事やこんな事をっ!とスクリーンにくぎ付けでした。ただアクションは水野美紀さんほどのキレがないのは、まぁ仕方ないよな。

アクションシーンは、痛そうだけれど寸止め気味。もうかなり寸止め。「痛いシーン来るぞ来るぞ」と思って覚悟していたら、それを暗示する血しぶきだけの肩透かし、というケースが多い。痛い映画に慣れている人間には物足りないかもしれないが、ある意味安心して観ることができる映画かもしれません。

香港勢の、ラム・シューは、意外なセクハラ刑務所長。ねちっこい雰囲気が出てるけど、自分の中ではいい人のイメージなのでちょっと困った。サイモン・ヤムは重要な役のはずなのに、意外にも空気。行動原理が見えないからかもしれませんが、この映画の中では意外にも薄い印象です。
逆に強烈なのは、サム・リーと我らがブルース・リャン
サム・リーの七三分けに黒縁眼鏡のリーマン殺し屋の偏執狂演技は強烈。そしてそれを超えるブルース・リャンの演技はまさに怪演、まさにラスボスの貫録。ロシア帽を取ったら、解いた辮髪状態の髪をなびかせて襲ってくるなんて、もう痺れます。この対決シーンだけアクションの質も緊張感も違います。(まぁ、オチがその分酷かったのだが…)

そういう訳で、『さそり』ではなく「香港アクションワイヤーバリバリの映画」として割り切っての鑑賞をお勧めしておく。

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2009/06/10

[movie] Chandni Chowk to China その2

え?あの人が出演?!

あまりにも熱心に語ったためか、サントラがヘビーローテーションだったためか、家人も観にいったらしい Chandni Chowk to China。楽しんでくれたようでこちらもうれしくなるのだが、

『ヴァネス・ウーが出てたよね。通行人みたいなポジションだけど。』

と言われびっくり。
うーん覚えてないなぁ。ヴァネス・ウー主演の映画に劉家輝が出てたりしたこともあるから、あながちないとは言えないが、謎。
エンドロールも、ミュージッククリップのパロディ風映像に気を取られて、キャストやスタッフを見ていなかったんで確認できないし。これはDVD発売を待つしかないのだろうか。

DVD化が早い

「上映期間長いし、いつでも観られるだろう。」とたかをくくって、結局観に行ってないよレッドクリフPart2。もう8月にはDVDが発売されるらしい。案の定Part1、2のツインパック豪華特典付きBOXも出るよ。どうするかなぁ。
しかし、ブルーレイ版の特典がDVDよりも貧弱なのはなぜだ。BDはDVDより高価になることが多いので、価格を低めに抑えて普及をはかろうということだろうか。BDを購入する層は、画質にこだわりがあったりする層なので、むしろ特典付きの方を買うと思うのだけれど。

そういや投名状も観そびれたな。

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2009/06/09

[info] 第5回武侠迷大幇会開催決定!

ということで、告知を転載。
大人数(max60名?)かつプロジェクターも使いたいということで、会場選定が難しく、新宿近辺でお薦めの会場がございましたら合わせてご教示頂ければ。

第5回武侠迷大幇会のお知らせ

開催日時 2009年7月25日(土) 18時開始

開催場所 東京・新宿周辺(予定)

会費   飲み放題込みで5000円以内

ゲスト  岡崎由美先生

※参加は締め切られました。

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2009/06/08

[movie] Chandni Chowk to China

上質なB級映画

上映館数、ポスター、あらすじ、出演者、どれをとってもB級にしか見えない映画。
しかし、映画本来の目的をしっかりと押さえた、かなり上質なB級映画でした。

舞台の半分が中国万里の長城というのに、主要な出演者はほとんどインドの方。
インド映画に詳しい方からすれば「超豪華!」なのかもしれませんが、
私はふつうの人なので「濃ゆいな、綺麗だな」と感じるのみ。
むしろ悪役「北条」に配された劉家輝出演と聞いて観に行ったわけなのです。

非モテ男中国に行く

オープニングは万里の長城での殺陣。英雄「劉勝」が(多分)漢兵をバッタバッタと薙ぎ倒す英雄伝説で幕を開けます。
しかしそんな過去は昔のこと。地元の民は、悪のヤクザ北条に支配され酷い仕打ちを受け、古の英雄「劉勝」の登場を神に祈る毎日でした。さて所変わって、ここインドでは…

と登場するのは、下町チャンドニチョークの食堂で働くシドゥ。
貧乏だわモテないわ野菜を刻む毎日だわ、な生活を変えたくて占いに頼ってみたり、親方に蹴飛ばされたり、と情けない男性代表のようなしがないコックのシドゥ*1の元に中国からやってきた例の村人が言う。『あなたこそ、英雄劉勝さまの生まれ変わり!』
いや、その劉勝の人相画に似てないし。そもそも、その絵は香港武侠コミックあたりをコピーしてきたやつじゃね?*2

そんな感じでテンポ良く話は進んでいきます。
怪しげなTV通販の商品に憧れたり、そのCMに出ている謎の美女と出会ったり…。
その謎の美女も、実は中国万里の長城で父親と妹を亡くしたという因縁があり…。
たたみかける様なギャグとともに進んでいく話に、インド映画特有のダンスが混じりそれらがきちんと効果的な伏線として生かされながらも、ラストに収束していく様は、さすがボリウッド、伊達に年間数百本も映画を撮っているだけあるわ!と感嘆モノです。
中国兵士やチャイナドレスの美女たちのダンスはレベル高すぎ。
もう「インドでレッドクリフを撮った方がよかったんじゃね?」と思うくらいです。
満城尽帯黄金甲ばりの衣装のインド美女に、もうクラクラ。
何故かオールドシャンハイな斧頭会ダンス(斧じゃなかったけど)もあり大笑い。
音楽もノリノリラップ。ヒロインのディーピカー・パードゥコーンが外見通りの可愛らしいボイスで歌われた日には、ついサントラ買っちまったじゃないか!*3

カンフー映画への愛にあふれた良作

ショウブラやカンフー映画のファンの方にはおなじみ修行シーンも、
一見武術修行に見えない訓練が実は…というお約束を押さえていてニヤリとするはず。
劉家輝演じる悪役「北条」もはまりすぎ。愛用の帽子がショウブラファンにはおなじみのあの武器(っぽい)なんてすばらしすぎる。
脇を固める悪役も、力の白面鬼、謎のネコ科美女、野心にあふれた息子とツボを押さえてます。
監督はじめ製作者の方々は、カンフー映画が大好きなんだろうと思います。
そうでなければ、ここまで愛にあふれた、かつ完成度の高い映画はできませんよ。

そして、シドゥの育ての親であり食堂の主である親方のキャラがいい。
シドゥが旅立つ前の別れのシーンは、愛情にあふれていて心を打たれます。

モッタイナイ

笑いあり涙ありお色気もややあり、でキレのあるアクションも堪能できるとあれば、これは是非観るべき映画です!
と言いたいところですが、上映館は都内でも新宿1か所のみ。期間も週末で終了…。
なんともったいない。『スラムドッグ$ミリオネア』も話題になっていることだし、ここで合わせてインド映画(スラムドッグ…は厳密にはイギリス映画だが)を推す展開になれば、WCUP時の『少林サッカー』並に大ヒットすると思うのだけどね。ああもったいない。

*1:まぁ、コックが最強なのは映画では良くあること。あ、セガールだけ?

*2:サントラの写真で確認したら、李志清というよりイノタケ画でした。

*3:劇場で購入しました。ブックレット付デジパック仕様と無駄に豪華。「在庫ないので展示しているサンプルでいいですか?」と聞かれた。入荷少ないのか、売れているのか…。

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2009/01/06

[movie] ダイナマイト昭和!! 『続・拳撃 悪客』

続・拳撃 悪客

ショウブラ第参期として発売された『続・拳撃 悪客』をようやく鑑賞。 ティロン様が日本刀を持ったジャケ写真で判るように、今度の舞台はタイから日本へ。おしゃれな弟デビッド・チャンと共に、日本を舞台に切ったはったの大立ち回り!!!! と意気込みましたが、敵役の日本のヤクザが白鞘のドスを振り回す程度。ジャケにあるようなティロン様が日本刀を使って美しい殺陣を魅せるというのはなかったです。(見逃しているかもしれないが…) その代りと言ってはなんですが、デビッド・チャンの劇中の職業建築技師を生かして、重機を利用した卑怯な巧みなアクション満載。


ダイナマイト昭和!!


舞台はタイから香港を経て日本へ。70年代の映画なのでここに出てくる日本ももちろん70年代。オリンピックや高度経済成長で、ギラギラした雰囲気を漂わせています。もちろん、そりゃないだろと言いたくなる不思議なジャポネスクインテリアも出てきます。そんな部屋が京○プラザホテルにあるわけないだろw
敵対する組長は監督のチャンチェが演じています。役名山口ってヤバくないですか、そうですか。不始末を仕出かした組員はみなハラキリ。失敗したやつはみなハラキリ、で集団切腹、いつもより流血多めです。
組長の右腕を演じるは我らがドラゴン倉田さん。美しい蹴りのすらりと伸びた脚の長さと美しさに魅せられます。
この倉田さんをはじめ、敵役の組員たちが、みな欲望をむき出しにしたギラギラした雰囲気を醸し出しています。「好きになった女は力ずくでもモノにするぜ」「勝つためなら卑怯な手もつかうぜ」といったヒャッハー!!ぶりは、最近の俳優さんでは出せないのではないでしょうか。しかもそれが何ともいえずかっこいい。私は男性のマッチョイズムは好きではないのですが(つか批判的)、ここまで言い訳なしのストレートなギラギラぶりは出演者を魅力的に見せてくれます。下っ端のチンピラですら輝いています。もうギラギラと。Oh!テリブル東京!まさにダイナマイト昭和!!


郷愁


とはいえ、こんなギラギラ感に魅力を覚えてしまうのは「過去の美化」というフィルターを通しているからに他ならないわけですが、そこにあった活力というかパワーは失ってはいけなかったものではないかという気がします。
今の日本を支えてくださっている年代の方のほとんどが、あの時代に青春を過ごされていたのでは、いや既に結婚して子供ができて一番忙しい時期だったのかと思います。そうやって我々を育ててくれ、日本を立て直してくださったその「欲」の方向付けとパワーには感謝しなければならないのでしょうね。
と帰省して(いつものように)聞いた父の話なども重ね合わせてそう感じたのでした。


次回予告w


まだ個人的ジョニー・トー祭りは続いています。また観てしまった『ブレイキングニュース』でニック・チョンの魅力に開眼しました。だって『決戦・紫禁城』4本眉毛の陸小鳳(役名は変えられていましたが)をやっていた飄々としたおにいさんが、刑事役ですよ?!
また『柔道龍虎房』もやっとDVDを手に入れたので近々鑑賞予定。『裸足のクンフーファイター』も観るぜ。

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2008/10/03

[DVD] ショウブラは自分へのごほうび(笑)

2008/12/08:キングレコード2009/02/04発売分追記あり。
2008/12/12:キングレコード2009/3/11、4/8発売分追記あり。

近況

ようやくデスマーチな状況から離脱できました。プロジェクト自体は終わっていないのですが、私の担当部分は完了です。その間の事は来週中にでもダイジェスト総集編でお送りします。見た映画とか幇会とかプラモとか。 とはいえ、キツい納期追われる日々が終わっただけで、時間が取れないのは変わりなく、5時30分には起きて、夕食は22時23時という生活です。さらに中国武術の発表会のパンフ作成を丸投げされました。私エンジニアですから。FreeBSDやApahceなんかをいじってる人間ですから。PCに詳しいなら文書も作れるだろうとか、Wordで作成とか、初心者の要求は無茶すぎる。

という愚痴は置いといて、AmazonやHMVの予約タイトルを眺めていたら、キングレコードのショウブラ第3期ラインナップを発見。角川エンタテインメントからも第2弾がでるようで、この冬はショウブラDVD三昧ができそうです。時間があれば、ですが。

2008/12~2009/04 ショウブラDVD発売予定

AmazonやHMVのサイトから確認したものです。タイトルや発売日は変更される可能性がありますのでご注意ください。 現時点で確認できたのは2009/02までだが、これがすべてとは思えない。早くショウブラ第参期のサイトを公開してほしいものです。 DVD封入チラシで確認できた4月までの発売分も追記しました。
2008/12/10
続・拳撃 悪客
四騎士
復讐武侠客
多情剣客無情剣
武侠怪盗英雄剣
2009/01/07
冷血十三鷹
ヒーロー・オブ・クンフー 裸足の洪家拳
新・嵐を呼ぶドラゴン
洪家拳対詠春拳
2009/02/04
空とぶギロチン
続・空とぶギロチン~戦慄のダブル・ギロチン~
残酷復讐拳
仮面復讐拳
2009/02/27
水滸伝 杭州城決戦
如来神拳 カンフーウォーズ
新死亡遊戯 七人のカンフー
少林拳対五遁忍術
2009/03/11
実録 ブルース・リーの死
蛇姦
蛇王子
液体人間オイルマン
2009/04/08
14アマゾネス・王女の剣
唐朝エロティックストーリー
香港ラバーズ 男と女

ショウブラ以外に「游剣江湖」のDVD-BOXも出るし、「ダークナイト」もBDで出るし、この冬は楽しみだな!金がかかるけど。

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2008/05/04

[武侠] 大幇会2008(仮)

大勢の方がいらっしゃったので、人見知りチックなワタクシはオドオドしっぱなしでしたが、楽しいひと時を過ごすことができました。皆さんお疲れ様でした+ありがとうございました。


なんですが、すいません。公私共に忙しくなってしまい、詳細を書くのは後日になってしまいそうです。

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